新NOBUNOBU写真談

1枚の写真からの四方山話

続・顛末

20170615-02.jpg
#001


前回記事の続き。


センサーサイズが1インチのカメラの良し悪しは、

SONYのRX100を使って、それなりに理解しているつもり。


現在、135判、APS-C判、1インチ、1/1.7インチセンサーのカメラを、

用途に応じて使っている。

(今回のNikon1の導入で、APS-Cは不要と思っている)


で、思うところというのは、


「1ランク上のサイズのフォーマットに、安価でおいしいレンズがある…」


ということ。


これは過去に、APS-Cのカメラに、135判用の、タムロンの70-300(A005)を使って思った。


お高いレンズがよく写るのは当たり前。

では、安価なレンズは、どうするか…

最近のレンズは、よっぽど安価なレンズ以外は、

まぁ、それなりに写る。

どこが違うかといえば、大抵、画面周辺部の画質。


そりゃ、そうだろう。

コスト削減で、お高いレンズよりも画質が劣る場合、

画面全体の画質を下げるよりも、

周辺の画質を下げる方が、ウケはいいはず。

自分が社長ならそう考えるし、誰でもそう考えると思う。



だから、最近の、そこそこ写るレンズでも、

ワンランク小さなフォーマットのカメラで使うと、

レンズのイメージサークルの中心部分、

画質の良いところを使うことになり、結構画質がいい。


さらに、

写真がデジタル化して、

シャープネスやコントラストや彩度は、

あとから良くすることは簡単になった。


こういう作業をするには、

画面の画質が全面均質な方が都合がいい。



絶対的な画質は、そりゃ高級なレンズには敵わないけれども、

最終的に、レンズの相対的価格差以上の画が得られるのだ。



わかりやすい例を、評価サイトであるDxoMARKから画像をお借りする。
(画だけリンクがうまく出来ないので、お借りします)

安価で明るい標準ズームの代表であろう、

Sigma 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM

のAPS-C画面シャープネスデータ。

各焦点距離で、開放f2.8の時。

黄色から、緑色ほどシャープで、赤色ほどシャープでなくなる。



■17mm
MTF_ACUTANCE_17mm_f2_8.png

■28mm
MTF_ACUTANCE_28mm_f2_8.png

■35mm
MTF_ACUTANCE_35mm_f2_8.png

■50mm
MTF_ACUTANCE_50mm_f2_8.png



最近、自分がよくパチリする鉄道情景の分野では、

プロフォトグラファーの中井精也氏の影響で、

デンシャを画面の隅っこに配置する構図が流行っていたりするけれども、

こんな時は、使用レンズの周辺画質が気になったりする。


また、自分は、風景の中の鉄道で、引き気味にパチリすることが多く、

こんな時は、

カリカリの解像力があるに越したことは無いけれども、

ある程度の解像力でも画面全体が均質な方が、ありがたかったりする。



高性能、高価格のレンズを使えるに越したことはないけれども、

予備のカメラにもなるし、テレコンを使うよりも得ることが多そうだった。

カメラとコンバーター、3万円でお釣りが来るし、貧乏人のささやかな節約なのだ。



そうそう、冒頭のパチリは、

V1にマウントコンバーターのFT-1を介して、

APS-C用、VRII型の18-55mm標準ズーム。


モーター内蔵レンズとしては、細身で小型軽量、写りもいい。

コンバータを介しても、全然違和感のないサイズ。


画角は2.7倍で、おおよそ50~150mm相当の3倍ズームになって、

結構、鉄道写真では、使い勝手もいい。

AFも、スポーツとか、激しい動きモノはわからないけれども、

自分の撮影領域では、まったく不満のない速さ。


安価、小型軽量、写りもよし。

3拍子揃って、早速お気に入り。


そうだ、VRがよく効くのも付け加えなきゃ。


ボケないとか、画の余裕とか… 難癖つければキリがないけれども、

そもそも、そんな時は素直に135判センサーのカメラを使うまでだからね。


■#001
Nikon COOLPIX P7700
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  1. 2017/06/16(金) 09:05:43|
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顛末

20170615-01.jpg
#001


前回記事の続きで、

今更のV1購入の顛末を備忘録として。


理由はただ一つ、超望遠域の撮影機材として。


自分の、これまで使っていた超望遠域の機材は、

タムロンのRF500mm。


といっても、これは、超望遠機材としてではなく、

目的は、ミラーレンズのリングボケを表現に使いたいときのため。


そんな理由で使っていたのだけれども、

人間は面白いもので、

500mmのレンズがあれば、そんな領域の絵もパチリしてみる時も多くなる。


とまぁ、最近、超望遠を使う頻度が増えたのだけれども、

いかんせんRF500mmは、MFレンズの上に、絞りがF8固定で、

さすがに、普段使いには、厳しいものがある。


で、ならば、500mm以上の領域の現代的な機材を調達しようと。



最近は、400mm~500mm付近をカバーするズームも結構色々あって、

普通なら、これらを追加するのがまっとうなところだけれども、

ネックが…


・中古でもまぁ、10万円程度の予算が最低必要か…
・これ以上、でっかいレンズはバッグに入らないし、持ち歩き不能…


特に後者の問題が大きくて、

所持していても、持ち歩けなければ意味がなく…



で、あっさりこの案は却下。



残る案は、

2倍のテレコンを追加するか、

フォーマットサイズの小さいカメラに、既存のレンズ装着の2案。



比較検討の上、Nikon1にマウントアダプターを採用することに。



鳥撮りさん達には、すでに実績がある機材のようですが、

既存のFマウントのAF-Sレンズで、AFもAEもVRも使えるし、

位相差センサー埋め込みのCMOSは、AFがイチガン並みに早いし、

使ってみたら、期待以上に使えるカメラでした。



以上、Nikon1 V1を今更買った顛末。


実は、もう一つ思うところがあるんですが、

その辺は、次回にでも。



■#001
Nikon COOLPIX P7700
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  1. 2017/06/15(木) 20:42:15|
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RX100

20170114-01.jpg
#001


4回続けた富山トラムネタを一息ついて、

区切りの意味で機材ネタを、ちょっくら挿入。


お正月は、久しぶりに新しい機材を追加した。

SONYのCyber-shot RX-100

現在5世代目が出ているRX100シリーズの初代で通称、無印RX100。


元々、手元には、素子サイズの大き目なコンデジは、DP2があるのだけれども、

画質は素晴らしいが、単焦点レンズであり、高感度が極めて苦手なので、

出番は現在殆どない。

フォビオンの絵が恋しくなったときに、

気まぐれで使うぐらい。

(冬のイルミみたいな、粒々点光源が沢山な絵にはめっぽう強いです)


で、今現在、外出時は、COOLPIX P7700を常に携帯している。

28~200mmをカバーする明るいズームレンズに、1/1.7インチ素子、

そしてこれだけは素晴らしい操作系で、

そこそこ満足しているのだけれども、


最近は大き目素子のコンデジも色々増えてきたので、

多少は興味を持っていた。


まぁ、色眼鏡では見るのだけれども、

そんなカメラは、どうもみな、写りの良さを謳っていたり…



ただ、巷のイチガンの価格を考えると、

どう考えても、その手のカメラは値付けがおかしいとしか思えない。


今回購入したRX100シリーズの最新5代目なんて、

約10万円もするんだよね。


コンパクトでレンズ付とはいえ、

1インチ素子のコンデジに10万円出せます?

私の価値観ではありえない。


そんなこんなで、それでも高いと思うけれども、

3万円台なら、ぎりぎりいいかと、今回RX100を購入。


ちなみに、

無印RX100を見分ける大きな特徴として、

右下に写る、青いツァイスマークが「ない」という点だけれども、

なぜか、自分のにはマーク付でして、

最近の無印RX100にはマークがあるらしい。


SONYのHPの写真でも、マークはないことになっているので、

最近仕様が変わったんですな。



おっと、マークはパチリには全然関係ないので、どうでもいいけれども、

巷で評判もよろしく、

すんごく期待した写りはどうだったかといえば、



はっきりいって、所詮は1インチ素子ってところでした。

巷で絶賛しているのはなんだったんだろうと…

上のサイズの素子と遜色ない…なんて感じは、全然ない。


私は、APS-Cもしくは135版サイズしか知りませんが、

絵の余裕が明白に違う。


たとえば、久しぶりに驚いたのが、

この記事のパチリ。

これ、本体のJPEG画像が元になっているのだけれど、

左上の樹木の枝が、

高感度ノイズ除去(設定は標準)の影響か、

モヤモヤしてるのが見てとれる。


こんなの、今時の2000万画素級のイチガンで、

ISO800程度ではめっきりお目にかからない…


久しぶりに「モヤモヤ」を見たよ。


まぁ、まだ使いはじめで、殆ど初期設定のままがいけないのかもしれないけれども、

ポテンシャルのレベルは垣間見た気がする。


これまでは、評判や「1インチ」という言葉に惑わされて、

限りなくAPS-Cや135版に肉薄するような、

そんなイメージだったのだけれども、


実際は、

1/1.7インチなどよりはいい…

そっちの方が正しし認識ではないか。


最後に、このカメラの名誉のために言っておけば、

本体出力のJPEGはかなり無理しているので、

RAWで撮って、じっくりさわると、

なかなかな出力をしてくれると思う。


今回の富山のパチリは、初陣ということもあり、

ほぼ初期設定でJPEGでパチリしてきたのだけれども、

それは大失敗で、


今後は、RAW撮り基本で運用すると決めた。


以上、SONYファンの人には申し訳ないが、

私の素直なファーストインプレッション。


しばらくは、最前線で使い続けて、

感触を気にしてみたい。

★2017年3月7日追記
このカメラのレンズ、最広角、開放では、周辺の色ずれが激しい。
最近のレンズにしては、かなり酷い。
RAW撮りだと、現像時に修正いれないと厳しい。
無理な小型化の弊害だろう。
今では「ツァイス」も、所詮広告塔といったところ。

■#001
Nikon COOLPIX P7700
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  1. 2017/01/14(土) 02:55:56|
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修理

20161227-01.jpg
#001


久しぶりに機材ネタ。

ブログが自分の備忘録を兼ねているので、
たまには…


… ってところで、さて本題。


冒頭の、プチプチに包まれた怪しい物体。

赤いラインにニコンのロゴ、





昨日、ニコンへ修理に出していたD3が戻ってきました。



最近、メインのコマンドダイヤルが時々空転して、

反応してくれない。

それで修理へ。


この頃までのニコン機は、

再生画像の拡大も、ボタン併用でダイヤル操作だし、

簡易露出補正とか、メインダイヤルは忙しい。


そんな訳で、他の箇所をさておいての、不調一番乗りなのでした。




さてさて、修理に出すにあたって大きな問題が…



D3は既に、修理部品の保有期間を過ぎている。



まぁ、ニコンは結構良心的で、

機械カメラは、可能な限り修理を受け付けてくれたりしましたが、

さて、最近の電気カメラ、デジカメはどうなんだろう…



そんな訳で、恐る恐るニコンの修理センターに電話してみる。


「すいません、部品の保有期間を過ぎた機種の修理なんですが~」


電話に出られたのは、

修理センターのスタッフ然とした男性…

「機種はなんですか?」

私:「D3」です。


男性:「(ふむふむ)一桁機でもあるので、可能な限り修理したいのですが…」
    「状態は?」

私:「かくかくしかじか…」

男性:「とりあえず見てみますので送ってください」



などとやりとりがありまして、

まずは、ニコンでは門前払いはしないことを確認。

それと、サービスセンターに持ち込んでも同じ対応なのか確認して、

新宿のニコンまで、持って行ったのでありました。


サービスセンターでのやりとりは、

修理センターでのやりとりをお話して、修理を依頼。

すんなり、まずは見てみます… とのことで受け付けてもらえました。

そのときのスタッフの方のお言葉は、

「D3Sと共通の部品も多いので…」云々 (D3Sはまだ部品保有期間内です)

心強いお言葉を頂いたのでした。




その後、待つこと数日、

サービスセンターから電話があって、

修理可能で見積もりは○○円です~

とのご報告。


すぐに、修理続行をお願いして、また数日、

昨日、無事手元に戻ってきたのでした。


以上、顛末。



ちなみに、修理ついでに、

定番のローパス清掃と、

背面液晶の曇り除去の清掃をお願いしたのですが、



20161227-02.jpg
#002



戻ってきてみたら、

背面液晶まわりは、

清掃ではなく、部品交換になってまして、


見ての通り、保護ビニール付で、

新品の保護パネルになってました。


クモリとり清掃だけのつもりが、意図せずに、

新品のパネルになって、

視界良好、

これは、気分がいい。




部品保有期間を過ぎているので、

修理の保証はつかないのですが、

早速、軽くチェックした限りは問題ななさそうで、


数週間の戦線離脱でしたが、

早速、戦線復帰。



デジタルは、新しい方が画質はいいかもしれませんが、

機械部分はさすがの一桁機。

操作性がよいのはもちろんですが、

一番は、AFを筆頭に様々な精度が高く、

ここぞというパチリには、信頼感が高く欠かせません。



まだまだ使い倒します。




■#001・#002
Nikon COOLPIX P7700
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※ちなみに、このD3を導入したのが、ブログの記事を遡って確認すれば、2008年の6月。
もう8年半使ってるんですね。冒頭に記した通り、備忘録代わりにブログ、役にたってます。

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  1. 2016/12/27(火) 14:33:09|
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久しぶりの金箱

20150804-02.jpg
#001


ご無沙汰しております。
なんとか生き延びております。

そんな生存報告を、毎度おこなう、
低頻度、忘れた頃の更新になってます。


そんな低調な暮らしに喝を入れるべく、

久しぶりに、我が家に金箱がやってきました。




見ての通り、カメラを新調しました。

D750を2台。

2台なのは、相棒と自分の分各1台。

今回は、相棒とカメラを揃えてみました。



これに伴って、

相棒のD300や、自分の遊休機材のD3100などと、
もろもろのレンズなど、

APS-C、ニコンで言うところのDXフォーマットの機材の、
殆どを売却。


これで、FXとDXの2本立てから、

私の場合は、D3とD750のFX2台体制となって、

レンズシステムを、FX・DXの2本立てから、
FX1本に絞れて、

移動時の機材減少、効率化がはかれる見込み。



今回、D750を選んだ理由は、

・ニコンFXフォーマット
・手頃なサイズに十分な機能

特に、
・新エンジン(EXPEED4)
・高感度に強い
・低照度に対応したAF

このあたりが、夜景・夕景の撮影や、
暗部を意識した撮影が多い自分に適していると…

そんなところです。

(※高感度にこだわらなければ、廉価なDXボディで十分です)


高感度ということで、
D4譲りの素子とエンジンで高感度に強い Df も検討しましたが、

各種実写サンプルの比較、出力画像ファイルサイズの差を勘案すると、
高感度の画像に、大差はないかなと思うのと、

やはり、Df は、コストパフォーマンスに難があることなどで、
D750ということに…




ハンドリングがいいボディを活かして、

最近惰眠を貪っているMFレンズ群も、

久しぶりに持ち出して、楽しんで見たいとも思っています。



以上、久しぶり我が家に金箱がやって来たのでした。


やる気、出さなきゃね!


■#001
D750で試し撮り。
今回初めてニコン純正、キャプチャーNX-Dを使ってRAW現像してみました。
JPEG出力に、EXIFを付けない出力が出来ないのが、
ちょいブログ向きでないかもです。

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  1. 2015/08/04(火) 12:19:42|
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たまに…

20150213-01.jpg
#001


全然パチリをしていない今日このごろ…

そんな訳で、久しぶりの機材ネタ。


すっかりデジタル一色の最近だけれども、

フィルムカメラも、手元には3台、動態保存中…

それで、たまに引っ張り出してきて、
各部を動かしたり、いじったり…



今日のパチリは、そんな訳で久しぶりのF3。

もう昔のことで、いつだったかも忘れちゃったけれども、
中古で我が家にやって来た。

それから、ずっとメインのフィルム機として使ってきて、
結構ボロボロだったのだけれども、

これも、もう結構前のことになるけれども、
永年の働きに感謝を込めて、

ニコンでオーバーホールをしている。


その際に、巻き上げレバー基部のカバーなどを、
新品に交換してしまい、

真鍮の地肌が露出して、歴戦の勇士然とした姿は失われてしまったけれども、

凹みながらも交換されなかった、ファインダーのカバーとかに、
その気配を残してる。


最近のカメラは、
そんな機械を愛でたくなる「愉しみ」がなくなったのは、
ちょと残念かもだね。



「愛着」

うん、いい言葉だ。





ちなみに、このF3、
シリアルナンバーが、120万台の3桁機。

つまり1200xxxなるナンバーで、

120万からシリアルがはじまるらしいF3の、
超初期モデルなのでした。

ネットでも、よくF3のシリアルは議論されているみたいだけれども、
これよりも若いシリアルは、ほぼ見かけない。


上記のオーバーホールの前までは、
グリップ部の貼り革とか、

初期型の特徴を持っていたのだけれども、

残念ながら、オーバーホールで、
普通のゴム貼りのグリップになっちゃった。



F3の製造がはじまって、
その極初期に生まれ、

中古で我が家にやってきたのも、なにかの縁。

ずーっとお供をしてきてくれた大切な機械でもあり、

これからも、大事に、動態保存する予定。



■#001
Nikon COOLPIX P7700
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  1. 2015/02/13(金) 18:58:42|
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D750のフレア問題

新春早々ではありますが、
ブログは本日から通常営業。

今年最初の記事は、
機材ネタというか、

最近巷を騒がせている、
ニコンD750のフレア問題。

※メーカーのアナウンスはこちら

原因は、どうやら、
ミラーボックス内のAFモジュールの反射らしい。



20150102-01.jpg
#001

こちらは、
写真趣味界の有力誌アサヒカメラの、
巻末の定番記事であるニューフェイス診断室の中から、
MF一眼レフを扱ったダイジェスト版で

1959年2月掲載のミノルタSR-2から、
2001年10月掲載のニコンFM-3Aまで、

全60台が掲載されている分厚い本。

およそ40年間の、日本を代表するMF一眼レフが並んでる。


でもって、
この本をパラパラ眺めていると気づくことがあったり…



20150102-02.jpg
#002


こちらは、その中の、
ニコンFの記事の冒頭部分だけれども

いきなり

「内面反射」

という項目があり、

ちょいとよろしくない評価が書いてある。



その他の機種にも「内面反射」という項目が、
記述場所は一定ではないけれども、

結構な割合であったりなかったり…


大体、キヤノンのAE-1の記事あたりが境目で、

それ以前は、
殆どの機種に「内面反射」の項目があり、

それ以後では、
項目はなくなったけれども、他の項目内で、
内面反射について言及している部分があったり…



どうやら、

日本の一眼レフは、とにかく1970年代までは、
内面反射については、
とても気にされていたみたいだ。


まぁ、時代は今と違って、フィルム時代でもあり、

誰でも、裏蓋を開けて、ミラーアップすれば、
裏側から肉眼で、内面反射を観察しやすい…

といった事情もあるのかもしれない。

簡単に調べられるしね。




とにかく、

趣味界を代表する雑誌の人気記事が
この取り上げ方だ。



「内面反射」は「画質」に影響する、
重大なファクターである…



この本を眺めていると、

そんな歴史の中で、
日本の一眼レフは育ってきたんだ…

そう見受けられる。





さてさて、そうして、
冒頭の、ニコンD750のフレア問題。


ニコンと言えば、誰しもが認める、
日本を代表するカメラメーカー。

それも一眼レフは、専門中の専門分野。

そんな会社が、今回の内面反射問題…



ニコンともあろう会社が、

こんな簡単な内面反射の問題に、
気づきもしなかった、

あるいは、気づいていたけれども、
問題にしなかった…とは、

いったい、どういうことなんだろう…


と、思えた次第。




連綿と一眼レフを作り続けてきた中で、

内面反射対策と言う、一眼レフの基本的な注意事項が忘れ去られた…

そこに技術の伝承の、欠落があるのではないか。



当然だけれども、

最近のカメラで、内面反射対策がきちんとしてるなんて、
カタログには謳われない。

それは、歴史の中で、対策は当然と言うことになったからだ。





一流メーカーでは、

カタログで自慢するような性能だけが、
品質ではない。

カタログにも載らないけれども、
でも大切な、基本的なことに手抜きはない…


それこそが品質、
メーカーやブランドの信頼の根源だと、自分は思ってる。



それが今回、あのニコンで、このていたらく…

もはやカメラは光学機器ではなく、家電製品になりさがったか。




品質を左右するような、基本的なことができていない。
基本的な技術が伝承されていない?

今回はニコンというメーカーのお話だけれども
これって、多分、業界全体の問題ではなかろうか…

ささいなことだけれども、

これが技術の凋落の端緒とならないことを祈ってる。



■#001・#002
Nikon COOLPIX P7700
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誰か教えて…

20140329-01.jpg
#001


今回は、はずかしながら、

カメラの用語について、

よくわからないことがあるので、
それを記事にしてみる。



よくわからないのは、AF関連の用語。


★一つ目は、

暗所でのAF性能を表す意味で、
カメラのカタログでは、EV値で表示されているのだけど、
その意味するところが、よく分からない。

例えば、ニコンのHPからDfの仕様を見ると、

オートフォーカス/検出範囲:-1~+19 EV(ISO 100、常温(20℃))

との表記。


★二つ目は、

フォーカスポイントの性能を表す意味で、
F5.6対応とか、F8対応とか出てくるのだけど、
その意味がよくわからない。

同様に、Dfのサイト内では、

7点(中央部5点+中段左右各1点)のフォーカスポイントはf/8に対応。

との表記。




さてさて、わからないことを以下に書き連ねると、

●一つ目の点

・そもそもEV値って、露出量をあらわす値で、
その場の明るさを表す単位ではないんじゃないの?

ルクスとかカンデラとか、よく知らないけど、
その場の絶対的な明るさをあらわす単位は別にあるはず。


100歩譲って、カメラの露出計が示すEV値として考えると、

・それは分割測光のようにシーンを加味した値ですか?
それとも、18%グレーの標準露出値でしょうか?
そのたりの注釈が一切ないんですが?


さらに1000歩譲って、
まぁ、なんらかのEV値を示すべき基準があるとして、

その明るさで、どんな対象物をフォーカスしたときの結果なの?


例えば、色とか…

白と黒のはっきりとした文様なんでしょうか?
それとも、別の色合い?

文様のサイズと、距離も、AF性能には、影響するように思うけれども…

そのあたり、対象物の基準がないとねぇ…



なぞと、色々思いがめぐって、
この数値の指し示す意味がよくわからない…




●二つ目ですが、

これって、暗いレンズでもAFできますよ…
って意味だと思っていて、

ほれ、うちのはすごいでしょ!

って意味で使われているように思うのですが…



そもそも、暗いレンズの方が、
被写界深度が深くて、

AFがはずれにくいと思うのですが…



実際にAFできるかどうかって、
レンズの開放値より対象物の明るさが重要な気がするのは自分だけ?


だって、f2.8のレンズでも、暗い対象物はAF出来ないし、
暗いレンズでも、明るいところだと、AF出来そうだし…


レンズを通して、どれだけ絶対的な量の光が入り込むかが重要なんじゃないんでしょうか…


AF性能が、レンズの開放値に影響されるなら、

一つ目の疑問の、AF性能EV値表示、

装着したレンズの開放値によって、結果が異なるんじゃね?

なんて思ったりもする。

50mm/f1.4のレンズと、
400mm/f5.6のレンズで、

同じEV値でAF出来るんでしょうか?







なぞと、

写真を長年やっていますが、
カタログを賑わす、これらの数字の



実用的意味が、




いまだにピンときません。


メーカーは、

基準とすべき仕様について、
表記が足りな過ぎじゃないの…


どなたか教えてください。


※例えば、自分が理解できるとしたらこんな表記

オートフォーカス/検出範囲:-1~+19 EV(ISO 100、常温(20℃))
※EV値は、下記AF対象の場所に、18%グレー標準反射板を画角全域をカバーするように設置し、
カメラの露出計が提示した値
※装着レンズは、50mm/f1.4
※AF対象は、5cm角の白と黒の正方形で構成されるチェッカー紋様で、
カメラの前方5mに正対して置かれたもので、照明色温度は5500K




■#001
Nikon D5200
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