新NOBUNOBU写真談

1枚の写真からの四方山話

レンズワーク(3周年記念写真教室)

今回は、いつもと毛色が違うお話。
最初に言っておくと、写真が上手な方には無用なお話ですので、
スキップください。


さて、さて、写真好きであるということが、
会社の仲間に認知されていると・・・

「おすすめのカメラは?」
とか、
「写真がうまくなるには?」
とか、
一言で言われても困るんですけど・・・みたいな質問が、
時々あったりしませんか?

特に困るのは後者の質問。


そんなこんながありまして、
一眼を買うと、次に必ず質問されるのが、
「どのレンズがいい?」


そんなの知らんがな!

自分で決めんかい・・・と思うのだけど、
とりあえず、初心者が失敗しやすい、レンズワークについてが
今日のテーマなのでした(いやー長い前フリ・・・)


どんな初心者でも、ビデオやなんやらの普及で、

広角レンズ→広く写す
望遠レンズ→大きく写す

って認識はみんなあるけど、それだけではないでしょ・・・ってのが今日のお話です。



gakaku48_081215-01.jpg
#001 換算48mm相当


会社の近所の神社、松戸神社の写真です。
もちろん主題は、神社の本殿よ。

さて、スナップでパチリしたところ、
手前に鳥居があるので、
そいつをもっと一緒に写しこみたい・・・と思うのは人情(笑)

さて、ここでみなさんよくご存知でしょうけど、
選択肢は三つ。
(1)ここで、もっと広角側にズームする
(2)ここでズームせず、少し下がって鳥居が入るようにする
(3)その他
と出てまいります。

(1)は単焦点親父とか、ズーム大嫌い先生とかが、
立ち位置変えずに、ズームぐりぐりは駄目・・・って奴ですな。

ちなみに、今回のカメラだと、こうなります、

gakaku35_081215-02.jpg
#002 換算35mm相当

きれいに鳥居も入ってめでたしめでたし。




で、(1)でも(2)でもなく、
この時、あたしは(3)で撮りましたですよ・・・
これです↓

gakaku126_081215-03.jpg
#003 換算126mm相当

だってさぁ、主題は本殿で、
鳥居は、あくまで副題でしょ。

それを、鳥居いれるのに自分が下がったら、
35mmとか48mmとかじゃ、主題が小さくなりすぎでしょ。

それじゃ本末転倒なんで、望遠で撮るべく、
鳥居が入るまで、ひたすらバックしまくりましたぜ・・・。



3枚写真載せられたので、以下まとめ。

構図の中に、2つ以上ポイントがあるときは、
それをどういう大きさで写したいのか・・・
それを考えれば、焦点距離は、必然的に決まってくること。




広角レンズ→広く、望遠→大きく
だけでは、レンズワークの楽しみの大部分をスポイルしてます。
というか、場所が広ければ、どんな焦点距離のレンズでも
広くも狭くも写せるわけでして・・・写る範囲は、撮影距離の問題。
焦点距離の違いは、画角の違いからくる遠近感の違いですよね。
それが大切・・・。


もちろん、実際の構図では、ボケとか、他のファクターもあるのですが、
こと、レンズをお選びになるときに、みなさん焦点距離を非常に気にされますので、
それについて一助になれば・・・といったところです。



単焦点一本で練習しろ!

なんてのもよく聞きますが・・・
確かに、その焦点距離を体で覚えるにはいいけど、
焦点距離による「違い」は、永遠にわからないですよね・・・


やはり、NOBUNOBU流教え方は、

「2つ以上のモノの写る大きさを、焦点距離別に比較してみて」

ってところです。





さて、
上記の松戸神社のようなシーンで、
鳥居が入らない・・・となったときに、
すぐにズームを望遠側にふって、後ろにズンズン歩いていけますか?
そこなんです・・・



■#001~#003
Nikon COOLPIX P5000で撮影

テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

  1. 2008/12/15(月) 10:55:37|
  2. 【写真教室】
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実証実験

test1001.jpg
#001


AFカメラのフォーカスフレームと
フォーカスについて
非常に簡単な実験です。

見ての通り、星の王子様のお人形を撮影しています。

機材は

カメラ:Nikon D40
レンズ:AF-S VR ZoomNikkor 70-200mm F2.8G


で、ここからが実験ですが・・・
フォーカスフレームは、こんな感じ↓で撮影します。


test1002.jpg
#002


普通、センターのフォーカスフレームを、
こんな感じに対象物に向けることはあまりないと思いますが、
今回の実験の趣旨は

小さいながらも面積のあるフォーカスフレームに
距離やコントラストの違う立体的な対象物があるとき
カメラはどこにフォーカスするか・・・

という実証実験です。

実験の仕方は、

(1)三脚でカメラは固定
(2)センターのフォーカスフレームを上記写真の場所にセット
(3)カメラはAF-S、フォーカスロック音ONの設定
(4)レンズを無限遠側にして、そこからシャッター半押しで
フォーカスロックされたところで(ピッって音がしたところで)、
そのまま撮影。






何回かやってみましたが殆ど↓となります。
(ピント位置がわかるように100%相当でトリミングしています)


test1003.jpg
#003



見ての通り、後ろの箱の文字にピントがきました。
白箱にシャープな黒文字でコントラストも高いですし
ある程度予想できます。

何回か上記手順でやってみましたが、殆ど同じ。
安定しています。

ところが・・・



一度ピントが来てから、
そのまま、もう何回かシャッター半押しを繰り返すと
こうなる時があります・・・というか
かなりの確度で↓こうなります。



test1004.jpg
#004



そう、箱の文字ではなくて、人形側にピンがきます。
AF精度の誤差という見方もありますが・・・

(1)一度無限遠にした時は、文字にピントがくる
(2)そこから再フォーカスしたときに起きる

という状況から、誤差とは考えにくいですね。



自分は専門家でも技術者でもないので
AFのアルゴリズムとか難しいことはわかりません。

ただ、一つわかるのは、

フォーカスフレームの中に、距離の異なる対象物があるとき
その対象物のどこにピントがくるか、わからない・・・

ということです。

もちろん、経験上、ある程度の予想はできますけどね。


現代の一眼レフのAF精度は、本当に素晴らしいと思います。
しかし、実際、こんなこともある訳ですから
状況に応じて、自分の眼でピントを確認するのは
非常に大切なことだと思います。


蛇足ですが、明るい望遠レンズで手持ちの場合は
非常にAFにとって厳しい状況だと思います。

(1)明るいレンズは被写界深度が浅いので、ピントがシビア
(2)測距中に手ブレが発生しやすくて、対象物が微妙に動く

手ぶれ補正をレンズでやるかボディでやるのがいいのか・・・
といった議論がありますが、
AFの精度面では、特に望遠レンズでは、レンズで補正するのが
絶対にいいのではないでしょうか・・・


■#001・#002・#003・#004
2枚目以外は、すべて実験機材での撮影です。
絞りは開放f2.8
2枚目は、コデジでファインダーをイージーに撮りました(笑)
  1. 2007/09/05(水) 01:27:18|
  2. 【写真教室】
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歪曲くらべ

こんばんは。

突然の思いつきですが、手持ちのレンズ歪曲を比べてみました。

どのレンズも、撮影していると歪曲に気づきますが
それって実はファインダーの出来が悪くて
実際撮ってみるとそれほどでないこともあります。

そんなこんなで、すべて、我が家のテーブルでテレビのリモコンを撮ってみました。
もちろんリモコンは「まっすぐ」なのが正解(笑)

撮影条件は全部f8.0で絞り優先自動露出。
写真通の皆さんは、歪曲に絞値は関係ないのはご存知ですね。

歪曲がテーマなので、ピントあわせも非常にイージーですし
リモコンが傾いていたりしますが、細かいことは気にしないでくださいね。



では、スタート!



最初は、非常に低価格で手に入る広角ズーム
Tokina AF193(19-35mm F3.5-4.5)の広角側と望遠側

Tokina19-35mm19.jpg
#001

Tokina19-35mm35.jpg
#002

19mm側は、かなりの樽型の歪曲が出ていますね。
35mm側は、結構頑張っています。

広角側は、周辺部で柱とか真直ぐなものは、かなり曲がりますよ。
これでは・・・




続いて、レンズセットでお馴染みの
SIGMA 18-50mm F3.5-5.6 DCです。
価格のわりに良く写るので評判です。

Sigma18-50mm18.jpg
#003


Sigma18-50mm50.jpg
#004

これも18mm側の樽型歪曲は、かなりです。
50mm側は、気にならないレベルになっていますが。


ここまでの2本、広角側は真直ぐなものを周辺に入れると
相当歪曲する覚悟が必要ですね。


続いて、自分の主力ズームである
SIGMA 24-70mm F2.8 EX DG
F2.8通しで大きく重たいレンズですが・・・

Sigma24-70mm24.jpg
#005


Sigma24-70mm70.jpg
#006


やはり広角側は樽型の歪曲が出ていますが
前の2本よりは軽微なのは24mmだからでしょうか・・・
一方、70mm側は糸巻型の歪曲が出ています。

まっ、前の2本よりは程度はマシですね。

自分が、この重くてでかいレンズを持ち歩く意味は
ズームにしては歪曲の補正がまともだからです。
小型を追求したレンズには、歪曲あたりに無理が出やすいですね。

余談ですが、写真そのものの抜けが良く思えるのは
気のせいかな。






さてさて、ズームレンズってこんなもんだと理解したところで
続いては、単焦点レンズいってみましょう。



まず、Ai Nikkor 28mm F2.8Sです。
MF時代を代表する広角レンズ。設計も古いですよ~

Ai28mm.jpg
#007


古いとはいえ、さすがですね。
微妙に樽型に歪曲しているように見えますが
殆ど歪曲はないと言っていいでしょう。

単焦点レンズの実力を垣間見ました。



続いては、標準レンズ中の標準レンズ
Ai Nikkor 50mm F1.4です。


Ai50mm14.jpg
#008


これも気持ち樽型ですが、ほぼ歪曲はしつけてありますね。
これもさすが。



では、歪曲には無縁の真打に次は登場願いましょう。
Ai Micro Nikkor 105mm F2.8S
接写用のレンズは、書類のコピーなどを念頭においているので
(昔はフィルムでコピーが普通でしたから・・・)
歪曲は、厳しく補正されているはずです。


Ai105mmM.jpg
#009


さすが、びしっと直線出てますね!

単焦点レンズは、いずれもMFレンズで、かなり設計が古いですが
どれも歪曲に関してみれば、さすが単焦点!
ズームと比較になりません。

※焦点距離が長めになれば、歪曲が補正しやすいkもしれませんので
単純な比較は危険ですけどね・・・105mmが綺麗に補正されて当然という意見もあるでしょう。



最後にオマケです。

このレンズは歪曲をわざと残してあります。

SIGMA 15mm F2.8 EX DIAGONAL FISHEYE


Sigma15mmF.jpg
#010


35mmフルサイズだと対角線魚眼レンズなのですが
APS-Cデジイチでは、歪曲がひどい広角レンズになります。

ここまで来ると、この歪曲を、どう楽しめるか・・・ですね。


さてさて、手持ちのレンズで歪曲比べをしてみました。
改めて、単焦点レンズの実力を再認識した次第なのと
一部のズームでは、ここまで歪曲していいんかいと思ったり・・・

どれもこれも使用時に配慮するのをお忘れなくです。

そうそう、冒頭に書きましたが、ファインダーが歪曲していることもあるので
その辺、チェックしてみるのもいいですね。

■#001
Nikon D2H+Tokina AF193 19-35mm F3.5-4.5
ISO200 19mm f8.0 1/2sec RAW
■#002
Nikon D2H+Tokina AF193 19-35mm F3.5-4.5
ISO200 35mm f8.0 1/2sec RAW
■#003
PENTAX *istDS+SIGMA 18-50mm F3.5-5.6 DC
ISO800 18mm f8.0 1/6sec
■#004
PENTAX *istDS+SIGMA 18-50mm F3.5-5.6 DC
ISO800 50mm f8.0 1/6sec
■#005
Nikon D2H+SIGMA 24-70mm F2.8 EX DG
ISO200 24mm f8.0 1/2sec RAW
■#006
Nikon D2H+SIGMA 24-70mm F2.8 EX DG
ISO200 70mm f8.0 1/2sec RAW
■#007
Nikon D2H+Ai Nikkor 28mm F2.8S
ISO200 f8.0 1/2sec RAW
■#008
Nikon D2H+Ai Nikkor 50mm F1.4
ISO200 f8.0 1/2sec RAW
■#009
Nikon D2H+Ai Micro Nikkor 105mm F2.8S
ISO200 f8.0 1/2sec RAW
■#010
Nikon D2H+SIGMA 15mm F2.8 EX DIAGONAL FISHEYE
ISO200 f8.0 1/2sec RAW






  1. 2006/11/20(月) 19:10:06|
  2. 【写真教室】
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