新NOBUNOBU写真談

1枚の写真からの四方山話

台地の街

20110430-01.jpg
#001

東京の街は、
洪積台地と沖積平野の境目に出来た街だ。

その境目は、
無数の河川が台地を浸食して、
谷戸と呼ばれる谷を形成するから、
複雑に入り組むこととなった。


ちょうどそんな、
ややっこしい地形のあたりを
都電は走っているから、
アップダウンが激しい…


アンジュレーション!!



■#001
Nikon D3+Ai AF-S Nikkor 300mm F4D
ISO6400 f4.0 1/60sec RAW



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  1. 2011/04/30(土) 05:26:24|
  2. 【鉄道情景】東京都交通局
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路面電車

20110429-01.jpg
#001


都電の荒川線は、
俗に言うところの「路面電車」の範疇に入るのだろうけど、
実は、路面すなわち併用軌道区間はとっても少なかったり…

最近は、その併用軌道区間も、
架線柱のセンターポール化と同時に、
道路と軌道を明確に分離する方向のようで、
ますます少なく…

少し古い写真で、現在は、同じように撮れないかもなんですが、
そんな荒川線が路面電車っぽいスナップであります。

かっちり撮っても、味も素っ気もないときは、
忍法アウトフォーカスで煙に巻く作戦発動です(苦笑)

まぁ、写真は引き算、
ピントも引き算、
足りない分はイメージ、イメージしてくださいね。



繁華街とは違う、
ちょっとうらぶれた通りの感じが、
ちょっと繁華街をはずして走る荒川線っぽくて、
お気に入りの写真だったり…


■#001
撮影データ詳細省略
2008年撮影
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  1. 2011/04/29(金) 08:34:54|
  2. 【鉄道情景】東京都交通局
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薄明

20110428-01.jpg
#001

はく-めい【薄明】
日の出前と日没後のうすあかりの状態。地平線下の太陽からの光が上空大気で散乱して生じる。
[ 大辞泉 提供: JapanKnowledge ]

Yahooの辞書で「薄明」をひくと、こう表示されます。


夜景ハンターにとって、最も大切な時間です。

それは、
自然光が支配する昼と、
人工光が支配する夜が、
交代する、均衡する瞬間…

自然の光と、人工の光を、
どちらも同時に記録できる貴重な時間なのでした。


また、互いの光が、競合する混沌の中で、
それぞれの光源の指向性が強調される、
そんな時間でもあります。

人間の目は、光の指向性を意識の中で、
整理統合、バランスしてしまうのですが、
カメラは、それに忠実…

カメラが記録する映像は、
光を冷静に読み取る人間だけが
予想できる時間でもある…

だから撮影者泣かせの時間でもある。




大久保を出発した列車。

その屋根は、2両で風合いが異なるようで、
1両では、薄明が美しくその質感を浮かび上がらせたのに、
もう一両では、まったくの沈黙…


毎度、試行錯誤…


■#001
Nikon D3+Ai AF DC-Nikkor 135mm F2S
ISO1600 f2.5 1/250sec RAW


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  1. 2011/04/28(木) 04:11:49|
  2. 【鉄道情景】小湊鐡道
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2011_飯給春景2

20110427-01.jpg
#001


撮り尽くされた感のある飯給駅の桜。

まぁ、今年は人出が少なく、
満開の桜をのんびり撮れる事も、そうないから…
そんな訳で記録、記録…

多少は面白くしてみたいとのことで、
空には、飛行機の航跡…

そんなこんなで、改めて景色を確認してみると、

枝振りのいい線路築堤の桜、
水のはられた田んぼ、
地面の新緑、
山の端というか、面白い森の影、

里山の風景として、人気なのも頷けますね…


無理して列車を入れないほうがいいかも…
って眺めてて思いました。
里山の景色…


■#001
Nikon D3+Tokina AF 19-35mm F3.5-4.5(Tokina AF193)
ISO800 25mm f8.0 10sec RAW

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  1. 2011/04/27(水) 10:42:28|
  2. 【鉄道情景】小湊鐡道
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2011_上総大久保春景3

20110426-01.jpg
#001

情景写真に戻ります。

今年の桜の写真を、いまのうちに…(笑)


鉄道夜景を撮るときに、
一つの要素として忘れていけないのが、
列車の前照灯の明かり…

過去にも、それにこだわって、
こんなのとか、リベンジでこんなのとか…
ごちょごちょ、ごちょごちょ…

それなりに、うまく使うと効果的。

だけどそれが難しい…





小さな無人駅、
そこに咲く満開の桜、
去り行く列車、
その赤いテールランプ…

役者は揃いました…が…


■#001
Nikon D3+AF-S VR Nikkor 70-200mm F2.8G
ISO1600 140mm f2.8 0.3sec RAW
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  1. 2011/04/26(火) 14:01:57|
  2. 【鉄道情景】小湊鐡道
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1936(その2)

20110425-01.jpg


前回、お約束の、その2です。

写真は、前回紹介のキハ101の車内。

ざっと天井から床とか、眺めてみて感じるのは、
豪華な部分はないのですが、
「手抜き」を感じさせる部分がなく、
そんなところが、いかにも「1936」といった感じを受けます。

座席は、背面クッションは貧相ですが、
座面の奥行きなどは、現代の通勤電車と比較しても、
十分に長く、ゆったりしていますね。

現代の車は、効率が優先していて、
奥行き不足で、くつろげないようにできてますし…

この車は、車体幅が、多分2400mmのグループだと思うのですが、
現代の通勤電車は、2800mm~2900mmな訳で、
こっちが狭いのに、奥行きがあって、ゆったりしているあたりが、

時代の違い、設計思想の違い、
そして想定利用状況の違いですな。


前々回の横浜市電の1100形電車と比較すると、
外観は無骨ながら、
車内は、質素でもなく、華美でもなく、
「端正」と呼んでいいと…思います。



運転席は、簡単な仕切りのみで、
まぁ、おおらか。
この辺は「時代」ですね。

車のハンドルのように見えるのは、
手ブレーキのハンドルです。

鉄道車両なので、車のようなハンドルは必要なく、
これをぐるぐる回してブレーキです。

この車、撮影時点では別にエアブレーキを装備していて、
外の連結面にブレーキ管もあるので、
現代的な直通エアブレーキを装備していました。

都電の運転席などで、今でも見られる、
木製のレバーを動かして操作するタイプですね。

ただ、このハンドルの配置や、
もろもろを考えると、
1936の落成時は、エアブレーキは未装備だったかも…ですね。
実際、落成時の古い写真では、ブレーキ管は写っていません。

その昔は、
止まる度に、運転手が、ハンドルをグルグルやっていた…
のかもしれません。

この写真をベースに、
1936年の、ちりめんの里のローカル鉄道、
お客さんや、運転手の乗っている現役時代を想像するのも、
楽しい遊びです…(遠い目)

最後に、そんな時のために、色の情報を…
・天井はクリーム色
・木部はニス塗り
・シートのモケットは黄緑色
・床は木製無塗装です



さてさて、あなたは、
運転席のヨコの特等席に乗って、
ちりめんの里を快走する…

1936年にタイムスリップできました?



■#001
詳細省略
※このシリーズは、あえてモノクロでお届けしました!
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  1. 2011/04/25(月) 18:42:51|
  2. 【鉄道情景】その他
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1936

20110422-01.jpg
#001


前回は、横浜市電の1100形電車を味わうお話でしたが、
続きで、
1100形電車が登場した1936年について、
もう少し見聞を広めてみたいと思います。


そんな訳で、冒頭に掲示した写真は、
廃止になった加悦鉄道のキハ101。

撮影は2001年で、このときは加悦SL広場で静態保存されていましたが、
現在は、動態保存で、動いているらしい…です。



さて、この車、前回の横浜市電1100形電車と同じ、
1936年、日本車両本店製で、同じ年の生まれです。

前回の記事で、1936年は流線型の年だとお話したのですが、
華やかだったのは一部だけで、
地方の私鉄では、同じ年に、このようなガソリンカーが生まれていました。

定員は50~60人程度の車両で、
現在のリヤエンジン型の大型バスと比べても、
毛の生えた程度の輸送量しかありませんが、
当時は、ライバルのバスも、小型でしたので、
これで十分な輸送量だったのでしょう。

特徴的な、前後の荷台ですが、
世界的に見て、日本独自に発展した鉄道車両の装備、
自転車を運ぶのが原点で、各地の私鉄に波及しました。
自転車を…が、とても日本的だったり…


電気溶接の話も前回しましたが、
横浜市電の1100形電車では、リベットらしいものが見えませんが、
この車では、窓上下のウインドシル・ヘッダーと車体の裾に、
一列のリベットが見られます。
※画像不鮮明ですいません


他にも細かいことは山ほど…


同じ1936年生まれの車でも、
大都会の看板電車と、
地方私鉄が、メーカーに発注した新車、
同じ「看板スター」でも、これだけ違う。

前回の、横浜市電1100形電車の面持ちと、
この車の違いを感じれば、
それはすなわち、当時の、
大都会横浜の香りと、丹後のちりめん産地の香り…



鉄道車両を通じて、時代の雰囲気を感じる…

ちょっと大袈裟なお話かもしれませんが、
鉄道趣味には、そんな楽しみ方があってもいいと思っています。


次回は、このキハ101の車内をネタに、
戦前の地方私鉄を感じるお話を…予定で、つづく…

かな…



■#001 詳細データ省略
2001年 加悦SL広場で撮影
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  1. 2011/04/22(金) 02:47:58|
  2. 【鉄道情景】その他
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  4. | コメント:3

面構え

20110421-01.jpg
#001


鉄道風景画が続いたところで、
今回は思い切りテッチャン話題でまいります。
鉄的知識がない方には、意味不明な単語が続出するかもしれませんが、
その点、お許しください。


さてさて、今回の写真は、
横浜市電保存館に保存されている、
横浜市電1100形電車の面構え。

1936年(昭和11年)、戦前生まれの電車。
その端正な面構えを味わって欲しくて記事にしてみました。


各種資料によると、
当車は、登場時にはロマンスカーと呼ばれていたとか…。

車内には、路面電車でありながら、
ロマンスシート(現代では死語ですかね…)を
装備していたようです。


まぁ、ありがちな言い方ですが、
横浜市電では、戦前製の最優秀車…といったところです。

こんな1100形電車の面構えを味わうために、
この電車が登場した頃はどんな時代だったか…
そんな話題を付け足しておきます。


この電車が登場した1936年、
鉄道業界では「流線型」が流行した年です。

国鉄の蒸気機関車C55、電気機関車EF55が登場したのも1936年。
D51のナメクジは前年から生まれて、この年製造分もナメクジ…

電車の世界でも、
流電と呼ばれて、晩年、飯田線で人気物だった国鉄のクモハ52も、
この年に作られています。

車両製造の産業技術的側面から考察すれば、
ちょうどこの頃から、電気溶接の技術が向上し、
リベット多用の時代から、
徐々に電気溶接が車両製造に取り入れられ、

それが、美しい流線型の車体を生み出すのに、
一役買ったのも間違いないでしょう。




本来であれば、歴史の流れは、
このまま未来に向けて進化を続けるはずなのですが、

翌年の1937年から、戦争の足音が強まってきて、
1936年付近を頂点に、車両製造の現場は、


資材節約、工程省略


をキーワードに、終戦後しばらくの間まで逆行をしていきます。





そんな訳で、
歴史を戦前、戦後と区切る時、
鉄道車両史的には、
戦前のもっともよき時代に生まれた電車、
その一つがこの1100形電車と言えるかと。


当時の大都市、横浜市の市電は、
当然、当時の鉄道事業者としては大企業であったはずですし、
そんな業界の大手企業が生んだ、
「旧き良き時代の電車」


こんな背景を意識しながら、
この端正な、どこか都会的なスマートな面持ち…

そんな面構えを味わっていただけるといいかと…




■#001
Nikon D40+SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC
ISO280 14mm f5.0 1/30sec RAW
2007年撮影


※写真に写っていませんが、
窓も大きく、サイドビューも端正で美しい電車です
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テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2011/04/21(木) 13:53:43|
  2. 【鉄道情景】その他
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