新NOBUNOBU写真談

1枚の写真からの四方山話

パブリックサービス

20110909-01.jpg
#001


普段の写真ネタが、鉄道歴史ネタに脱線ついでに、
ついに今回は、バスネタでございます。

聞くところによると、全国の路線バス事業者の7割は赤字だそうで、
(もっと多いとの話もありますが)

まぁ、一言で言えば、
日本の路線バス事業は、ほんの一部を除いて、壊滅なのでありました。



ところが、実態は、普通にバスは、いつも通り走っている…



2002年に道路運送法が改正されて、バス事業が自由化されたのは、
記憶に新しいのですが、
結局、新規参入は少なく、あっても、殆どが失敗→撤退でありました。

あと、これはグレーゾーンと再三アナウンスされていますが、
高速バス事業に、ツアーバス業態の参入で、
既存路線バス事業者が運行する高速バス路線は、
激しい競争にさらされて、採算が悪化、撤退を余儀なくされているのも事実。

結局、路線バス事業者は、これまで、企業としての重要な稼ぎ頭を失い、
そのしわ寄せは、赤字を出さざるを得ない、地方ローカルの路線を廃止する…

もしくは、自治体からの助成で食いつなぐ…

そんな状態が大半です。




今後数十年で、極度に高齢化が進展するわが国において、
高齢者の移動手段をどうするか、それこそ、交通権をどうするか、
結構、重要な問題であると思われるのですが、

現状は、採算の取れる路線は、競争によりサービスは向上し、
採算のとれない路線では、自治体の助成といった、
まわりまわって、地域に負担を増やしている…

のが現状です。



この手の、パブリックなサービスを、どの程度自由化すればいいのか?
自由化しても、公共性を維持するための仕組みを、どう組み込むのか?
そのあたりは、まだまだ議論や実証実験などが不足していると思います。



以前に取り上げた、両備グループの小嶋社長や
こちらの地方運輸グループの社長さんは、
言い方は色々ありますが、地方の公共交通の維持について、
持論を展開されている訳で、

上記の問題を考察する上で、参考とすべき意見だと思います。



ところで、パブリックなサービスの自由化の問題を、
現代の人間が一番身近に感じるのは






携帯電話のサービスですね。





あなたの携帯、どこでも電波入りますか?




自由化して、採算が命の企業が運営すれば、
当然ですが、採算を考えて、すべての地域にアンテナは立ちません。



移動体通信がこれだけ普及すれば、
住んでいる人には、死活問題のはずです。




■#001
SIGMA DP2
ISO200 f11.0 2.5sec RAW現像時にモノクロ化

最後に余談ですけど、
某通信会社の大金持ちの社長さん、
そんなに余裕があるなら、携帯電話のアンテナの一本でも立てて欲しい。

そんなところに、なんとなく本音が見え隠れする気がします。

今の時代、携帯電話は「パブリック」なサービスだと、
NOBUNOBUは断言します。

固定電話のサブでは、すでにない。
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テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

  1. 2011/09/09(金) 23:45:47|
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研究したくなるわけ

本日は写真はございません(珍しい…)

そのかわり、リンクで、楽しい?写真を沢山ひっぱてくるので、
楽しんでくださいね(汗)


西大寺鉄道の話題を、前回書きましたが、
自称「内燃動車研究家」でありますNOBUNOBUであります。
そんなことをしていると、
西大寺鉄道が、いかに立派な鉄道であったかが、
ひじょうによく理解できております。

そもそも、なんでそんなこと研究したいのか…

それは、今では考えられないくらい、

愉快だからなのです。

日本において、鉄道の歴史を振り返れば、
殆ど、官設の鉄道の歴史を振り返るのと同義になります。

ところが、昭和の初期頃から地方鉄道の主役となる、
「内燃動車」(初期はガソリンカー)においては、
伝統的に官設鉄道側が開発下手なこともあって、
主役は地方鉄道でありました。

結果として、まぁ、色々なものが出てくる…

ちなみに、昭和の初期には、地方鉄道の様子は、
この記事で窺い知れます。


日本中に500も鉄道・軌道があったということ。
世界恐慌の影響でしょうか…倒産も当たり前…

記事にはありませんが、自動車の台頭で、バスとの競争も発生…

そんなこんなで、蒸気機関からの効率化・サービス向上のために、
ガソリンカーが舞台の主役になる…

当然のように色々なのがありまして、

いきなり、インパクトの強いのからいきましょうか!

宮城は角田軌道のこの車

世界中のレールカーの中でも珍車では…と言われておりますが、
まぁ、蒸気時代の客車に、
フォードトラックの前半部分を、そのまま無理やりひっつけた…

これ初めて見たときは、笑うしかないです。

単純に、これは単端だから、片方向にしか進めないはずだから、
向きを変えるのも、結構大変だったはず…

さてさて、500も鉄道・軌道があれば、破天荒な会社もありまして、

客車改造ながら、こんな車を運行していた会社、
なかなかやるんじゃない?なんて思っちゃいけません…

こんな会社です。




あんなの、こんなの、戦前だけではありません。

戦後生まれで、昭和の半ばまで存在したのにだって、
日本最東端の私鉄、根室拓殖鉄道にいけば、
こんな車があったり…


まぁ、一言で言えば、
なんでもあり


ところで、研究していれば、あたりまえすぎて気にもしませんが、
昭和の初期に、地方鉄道で流行った単端式レールカーとは、
こんな車ですが、

これを、背中合わせにくっつけたような機構で、
両方向に進めるようにした車とか
(つまり、両端のエンジンの片方だけで常に走る=片方は死重…)
馬鹿馬鹿しい構造の車が、大真面目に登場したり…

※リンク先のwiki記事では、「欧米で登場」みたいな書き方ですが、
しっかり日本にもありました…


wikiの上記記事を読んでいただければご理解いただけると思うのですが、
とにも、かくにも技術の黎明期というには、
いろーんなのが生み出されて、

愉快なのでした。


朝倉軌道の例に見られるように、
現在では、とても許されないようなハチャメチャぶりとか、

おおらかさもいいんだよね…

最後に、山鹿温泉鉄度の経営不振から生まれた、戦後製、
これぞ正真正銘のレールバス
(バスの車体、そのまま流用)
こんな車の写真で、本日のお話はおしまい。

では。
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テーマ:歴史 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2011/09/06(火) 12:18:25|
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